10月21日から26日まで計4回に分けて西日暮里駅前地区市街地再開発の説明会が開催された。説明会の内容は設計変更(主にコスト削減のため)の報告、管理費等の説明、今後のスケジュールの確認である。質疑の機会も設けられた。なお、私は4回あったうちの1回に出席したので、その会合での質疑の詳細は把握している。
説明会の後にまちづくりニュースのようなものが発行され説明会の開催の報告とともに質疑の内容についても告知されることが多い。そして、組合にとって都合の悪い部分はまちづくりニュースには曖昧に書かれるか全く記載されないことが往々にしてある。今回もそうだった。今回特にどこが問題かというと、説明会で組合事務局が「まだ決まったわけではない。今後議論していく」と回答したのに対し「決まってからでは遅いので決まる前に報告して欲しい」という要望があったのをニュースに掲載していない点である。組合事務局としては「決定前に報告、議論する」というプロセスを「約束する」のを避けたわけであるが、ニュースではそれを告知していない。仮に告知すればその点についての問い合わせが組合に寄せられたかもしれない。ただ実際問題としてそういった問題を組合事務局に持ち込んでもうまくかわされることが多い。何より組合は証拠を残したがらない。だからこそ理事会での議論が重要になる。理事会での議論は議事録として残る。今回の説明会の報告が直後の理事会でなされるはずなので、その際に理事が「説明会でこういう議論があったと思うが、決定してから告知というのではまずいのではないか」と発言し組合事務局の回答を議事録に残しておくべきなのである。この点について私は説明会で指摘したが理事がどううけとめるかはわからない。
