組合との話し合いは通常は個別面談の形で行われます。
個別面談の注意点は組合に何を求めるかを明確にすること、そして組合がそれを行う期限を切ることです。さらに何らかの形でその記録をきちんと残すことです。というのはせっかく要求してもいつまでたっても回答がないことは多く、また、後になって聞いていないと言われることもあるからです。組合にとって都合の悪いことはそうなりがちです。
ただやみくもに組合に要求しても空振りになることもあります。そうならないためには組合のスケジュールの中に個別面談を位置づける必要があります。今が再開発全体の中でどういう段階なのかを頭に描いて戦略を練る必要があるのです。組合が自ら面談にくるのは組合にとって必要なときだけです。それでは組合のペースになってしまいます。